こんにちは、クリーンファクトリーの公式レビュアーです。今日は、ディトナシリーズの新作「グレーラバーディ」を再度紹介いたします。現在、このモデルを手がけている工場はAPS、クリーンファクトリー、BT、ZFなどがあり、これらはすべて旧型の4130ディトナを取り扱っています。しかし、新型モデルを生産しているのはZF、QF、AR+、そしてクリーンファクトリーとVS工場です。これまでにもAR+のレビューをいくつか行いましたが、細部やムーブメントに関しては少々物足りなさが感じられました。さて、今回はクリーンファクトリーのディトナがどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、詳しく見ていきましょう。
まず、新型モデルの外観直径を測ってみると38.7mm、厚さはおよそ12mmです。簡単な計測からわかる通り、外観や厚さに関しては現在把握されている限り、全てが正規品と一致しています。旧型は38.2mmでしたが、それほど大きな違いではありません。ケースの材質は904Lステンレススチールで、製造コストの関係で18Kホワイトゴールドは採用されておらず、重量バランス用の金も追加されていない状態です。今後の改良に期待したいところです。
次に文字盤の細部を見ていきましょう。このモデルの文字盤はグレーで、非常に明るい印象を持っています。旧型に比べると、このグレーの質感は明らかに向上しており、旧型では特定の角度から見ると紫色に見えることがありましたが、新型ではその点が改善され、明るいグレーに仕上がっています。また、ベゼル後部にはインサートされたスチール製のリングが採用されており、これがベゼルを保護する役割を果たしています。この仕様は新型と一致しており、特に大きな問題はありません。刻印も深く刻まれており、こちらも満足のいく仕上がりです。



次に、ミラー面は非常に透明度が高く、ミラーの縁は丸みを帯びた研磨が施されており、滑らかな触り心地です。また、文字盤のインデックスについても見ていくと、細長いインデックスが確認できます。旧型では短くて太いものでしたが、新型ではこの点が改善されています。そして、6時位置にはクラウン(王冠)のマークがあり、これが新旧モデルの大きな違いのひとつです。旧型にはこのクラウンマークがありませんでした。リューズ部分も確認すると、締め付けた際の高さが一致しており、リューズ上の3つの小さなドットの配置も正規品と一致しています。ほぼ問題はないといえるでしょう。
次にストラップについてです。ラグ部分には高低差のある接合が施されており、ラバーストラップの作りも問題ありません。内部にはメモリースチールが内蔵されており、両側の刻印も非常に鮮明で、特に大きな問題はありません。次にバックル部分を見てみると、立体的な王冠のデザインが特徴で、掛け金には隙間が設けられ、エッジ部分には研磨が施されています。バックル内部を開くと、クリーンファクトリーの最新コードである”CCD”が確認でき、旧型と同じコードが使用されています。さらに、AU750の刻印もあり、特に問題はありません。微調整装置も以前の針軸調整からプッシュ式に変更されており、調整が非常に簡単になっています。
最後に裏蓋ですが、密閉型のデザインで、ムーブメントが見えないため、ほぼ破綻はありません。ムーブメントには4131ムーブメントが採用されており、時間の精度や動力の安定性には問題ありません。多くの時計ファンが気になる4131ムーブメントの安定性についてですが、過去の上海3135、3235と比較しても特に問題はなく、これまでのところアフターサービスもほとんどありません。このことからも、ムーブメントの耐久性は非常に高いと言えるでしょう。
総括として、クリーンファクトリーのグレーラバーディは、全体的な作り込みにおいて大きな問題はなく、ムーブメントの研磨や仕上げも非常に満足のいく水準にあります。新型モデルとしての進化が随所に見られ、時計ファンにとって魅力的な一品と言えるでしょう。
クリーンファクトリーは、これからも高品質なレプリカ時計を追求し続け、さらに多くの驚きを提供してくれることを期待しています。